ゴミで環境を壊さない社会を創ろう! | |
藤前干潟の保全は、名古屋市のゴミ減量への大きな転機になりました。
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「藤前断念」のとき、最終処分場はあと2年半しか使えないという状況でした。名古屋市は「非常事態宣言」を出し、2年で2割減の、初めての実質減量目標を立て、政令都市初の、容器包装リサイクル完全実施など、思いきった施策を打ち出しました。当初、資源化分別になれていなかった市民には戸惑いや混乱がありましたが、「干潟を守った以上、ごみを減らさにゃ」という責任感と、「分別が分からんかったら、持ってりゃ―」といった熟年お助け隊などの自発的な努力で、見事に目標を超え、埋立ごみは半減させたのです。 「ヤレバ、デキル」という誇りと自信を胸に、21世紀にいきる子や孫たちが、持続的に、心豊かに生きられるよう、真の「ゴミゼロ」社会へ向けての取り組みを始めています。 藤前干潟にいったとき、そのすばらしい自然をたのしみながら、同時にそこがごみで埋められようとしたことを思い起こし、近くにある巨大なごみ焼却場(1500t/日の南陽工場)とそこに続々とごみを運んでいる車両の列も見てください。 そこから、私たち一人一人が何をするとよいのか、社会全体としてどうすれば?を考えてみてください。 ![]() 藤前堤防から南陽工場を見る |
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