生き物まつり

ガタレンジャーJr.プログラムの始まり

2009年に始まりましたが、プログラムのきっかけになったのは2007年にイギリスの西海岸にあるモーカム湾から藤前干潟にやって来た子どもたちでした。自分たちで計画を立て、資金を集めて訪問ということを知った当時の当会代表辻敦夫が、同じように環境に熱心で自発性のある子どもを藤前でも育てたいと考え、翌年、、航空機製造企業のボーイング社からの補助金を元に「ガタレンジャーJr.」プログラムを始めました。カタレンジャーJr.プログラムは、生きものの名前など知識を教えるのではなく、自分の五感で自然を発見する体感学習の手法をとりました。

期間、対象年齢など

毎年2月~3月に募集をかけます。対象は小学校4年生~中学生です。4月に始まり、2か月に一回程度、子どもが藤前に来て活動をしています。5月には、一泊二日のキャンプを開催し、干潟での観察はもちろん、食事を自分の手で作り、テントを張って寝る経験ができます。2012年からは、夏または秋のプログラムを終了生が自分たちで企画・運営する機会も設定しました。それぞれが経験を生かして、大人と別の視線で藤前の良さを発見する様子には関心させられます。

これまで170人以上の子どもたちが参加していますが、終了後も継続してかかわってスタッフとして協力したり、さらには正規の「カタレンジャー」として一般の参加者へのガイド業務を行うなど、次世代育成の場としても重要な機会となっています。